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コーンウォールで刺激をもらったこと。 それは一緒に暮らすヘザーとディックがとてもクリエイティブだったこと。 彼らの間に授かった二人の子供がまだ幼いころ、 住んでいた南アフリカで手製の船を作ってそこで暮らし、 旅に出て、カリブ海を経由してイギリスのファルマス港にたどり着いた。 しばしその船でも暮らし、 子供が船で暮らすには狭いくらい大きくなって陸に上がった。 生活に必要なものは手作りが多く、 そんな生活の名残が私の過ごした家にもあちこちにあった。 その話を聞いてはワクワクして・・・ 住んでいた家の建て増しはもちろん彼らの手によるものだし。 そこにはドールハウスもあり 中の小物、金属小物も 人間の本物の部屋のランプ その他木製、金属製品・・・ ディックが作っていたのだという。 どうしてこんなこと出来るの?って聞いても 「ビコーズ アイアム エンジニーヤ」と言って 笑いながら、あまり納得いかないやり取りを何度したことか。 でも、その時はもうすでにパーキンソン病で 手の震えが収まらないので、こんな精密な作業出来なかったから ディックはヘザーの物作りを眺めたり、口出しが仕事。 (どこまでも入って行くヘザー) (受け取り係のディック) ヘザーは植物を育て、瓶詰め保存食、庭やその辺で採れた季節の果物のジャムを作ったり 大小様々なキルトを作って過ごすことが多かった。 ディックが高齢で病気のこともあって外出が不安なので 家の中でそんな時間がよく流れていた。 太陽の動きに沿った時計 自然の恩恵を楽しんで ワクワクする物作りをして こういう感じ、豊かでいいなあと感じていた。 そういうある日、 ヘザーにミシンキルトの教室行く?って聞かれたので 一回見学でと思って行った。 ミシンキルトって ラインがシャープな印象であまりやりたいって思わなかった。 手でやった方が、かわいらしいのに・・くらいで。 それで教室にたどり着くと、小さな体育館のような場所に大きなテーブルを一人一つ出し、持参したミシンを置いてスタート。 先生はその日に使う型紙を提供してくれて、縫い方のポイントを説明、自分で染めた生地をその場で販売。レッスン後で同じ型でこんなものも作れる参考例をたくさん見せてくれて、先入観が入らないタイミングを計ってくれる。 各々自由に製作が始まり、型紙どおりに生地を切るとピンを2、3本止めただけでピタっと一つの組み合わせピースが完成する。 あら、ミシンって便利じゃない!? 結局ヘザーはその回のレッスンを譲ってくれて、私はひたすらパッチワーク作業をやっていた。 そして作りかけの状態の作品を持ちかえって、続きをやろうとしてたら 家にある生地に不思議な文様がミシンでかけてあるのを発見。 何これ? フリーソーイング?? (ミシンの下側の送り歯を作動しないようにして布を動かせばその上にミシンの針が落ちるので、筆を固定して紙を動かして絵を描くようなもの) これ!やる!! それで綿を入れた後、ミシンのフリーソーイング機能で生地に文様をひたすら描き続けた。 唐草文様をステッチした。 植物文様のつながり、 つながり、 いくらでも繋がっていきそうな文様。 この終わりない感じ。 昔の人々も同じ模様を描いていたのだろうな。 その時も永遠にこの美しい世界が続いたらいいなって願いで描いたのじゃないかなあ。 今キルトの歴史の一部に私は居て、 地球の歴史からみればあっという間の生きている時間 同じ思いで唐草模様を描いているのかな。 そんな不思議な感覚で描き続けた。 暖かなリビングの片隅で。 愉快な彼らに見守られて。 まわりの自然も感じながら。 その時、作るというのは この世界への祈りのようなものなのだと気づいた。
by marumocci
| 2011-11-11 18:31
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